新しいエンターテインメントの創出

日本最大級の“美と健康のプロ集団”をつくり、新しいエンターテインメントを創出する。
この思いを使命に代え、Kintsugu合同会社を立ち上げました。
「こんな時期に起業？　しかも苦境に立つエンタメ業界で？」
時にはこうした声をいただくこともありますが、起業に至ったのは私自身が振れ幅の大きい二つの人生を歩んできたからに他なりません。

本当に大切なものは、目に見えない

人を助けるには二つの方法があります。
一つは、「エビデンス・根拠」という目に見える現実的なもの。
もうひとつは、「夢・希望・愛」という目には見えないもの。
私は宝塚退団後、ゲノムや遺伝子分析を通して美容・健康を追求する仕事をつづけてきました。まさにエビデンスや根拠ありきの分野です。
19年にわたり研究開発に取り組むうち、私はあることに思い至りました。
「人が笑顔になるには、二つめの“目には見えないもの”が絶対的に必要なのだ」

サン＝テグジュペリが紡いだ物語のなかで、主人公は言っています。
「本当に大切なものは、目に見えないんだよ」
星の王子さまは正しかった。
今、私たちにとって本当に大切なもの。それこそがエンターテインメントだと私は確信したのです。

エンターテインメントの失われていく光

世界的なウイルスの暴走により、エンターテインメントの世界が危機に瀕している――。
その報を聞くたび、危機感や焦燥感で心が埋め尽くされそうになりました。しかし、ふと見渡せば、それは私だけではありませんでした。
心身を削られ疲弊する仲間たち。失われていく光……

「これでは駄目だ。こんな時代だからこそ、エンターテインメントが求められるはず」
そして、気がつけば私は宣言していたのです。
「思いを等しくする仲間たちと、勇気をもって一歩踏み出し、私たちしかできないこと、私たちだからできることをやっていく。
それは、日本の美と健康を広く伝え、サポートするプロ集団を結成すること。
そして、革新的なIT技術も活用した新しいエンターテインメントを生み出していく」

私たちしかできないエンターテインメントを

宝塚で学んできたのは決して芸事や作法だけではありません。
「夢・希望・愛」という”光”を世のなかに照らすことこそ、何より大切な学びのひとつです。
その光とは誰もが笑顔にあふれ、意味ある人生を送るために必要なものです。

一匹では小さく弱い魚も、大群になれば巨大な魚に立ち向かうことができる。絵本の『スイミー』さながら、私たちも情熱と英知と小さな勇気を集め、絆でひとつにまとまり、希望という名の“光”を発していきたい。
高貴で、清く正しく美しい光を。
私たちだからできる、私たちしかできないエンターテインメントを。
新しい時代に向けて今、発信していきます。